どうも。ノッツです(^o^)/
先日、私がiPhoneやパソコンのスクリーンショットの画像をブログにアップするまでの流れを紹介しました。


食べ物などを紹介するときに、カメラで撮影した写真をブログに載せることがありますが、無編集で載せることはまずありません。
明るさなどの編集を行い、少しでも良く見えるように調整してからアップしています。
そこで今回は、デジカメなどのカメラで撮影した写真をブログにアップするまでの流れを紹介しようと思います。
主に、Macのデフォルトのアプリケーション、Adobe製品であるLightroom Classic CCとPhotoshop
CCを利用します。この記事を読めば、Lightroom Classic CCの基本的な使い方もマスターできるかと思います。
Lightroom Classic CCやPhotoshop CCは、Creative Cloudに申し込むことで、使うことができますよ。
カメラ写真の取り込み
まず、カメラで撮影した写真をPC本体に取り込みます。
Finderに移動
SDカードをPC本体に入れ、あるいはカメラとPC本体とUSBケーブルで接続するなどの方法で、PCに写真を取り込みます。
iPhoneやiPadの写真の取り込み方法は、以下の記事に書いています。

写真を管理しやすいようにFinderに移動します。
取り込み先のFinderの名前は、「日付@分かりやすい名前」にしています。今回は「2015-08-03@カメラの写真をUPする方法」です。
この方が過去にブログにUPした画像を後から探しやすいためです。
ファイル名の変更
ファイル名がデフォルトの状態では番号になっているので、このファイル名を分かりやすいように変更します。
分かりやすいファイル名に変更したほうがSEO的に良いと思っているからです。
以下の記事のように一括で変更したほうが効率的です。

ファイル名を変更して以下のようにしました。
Lightroom Classicに取り込み
写真の管理、編集、書き出しなどいろいろなことができる「Lightroom Classic CC」を使用します。そのLightroom Classic CCに写真を取り込みます。
カタログの作成
Lightroom Classic CCに写真を取り込むには予めカタログを新規に作成しておく必要があります。
Lightroom Classic CCでは、カタログ単位で写真が管理されます。カタログを作成していない場合は、メニューバーの【ファイル】から「新規カタログ」で作成することができます。
このカタログについての詳しい説明は割愛しますので、「Lightroom カタログ」などとググって調べてみてください。
写真の取り込み
Finderで取り込みたい写真を選択し、その写真をLightroom Classic CCにドラッグ&ドロップします。
すると以下の画面になります。
ファイルを同じFinderのままで移動させない場合は「追加」を選択します。
取り込む写真を確認してから「読み込み」をクリックします。
Lightroom Classic CC内に取り込まれます。
Lightroom Classic CCで編集
Lightroom Classic CCで明るさなどの編集をしていきます。
写真を取り込んだ後の画面は「ライブラリ」になっているので、「現像」をクリックします。
この現像の画面で写真の編集を行っていきます。
写真のトリミング
まず最初に、写真の縦横比を変更しています。
「切り抜き」をクリックし、「元画像」をクリックします。
縦横比を選択できるので、私は16×10を選択しています。
どのように切り抜くのかを設定し、「完了」をクリックします。
すると、16×10としてトリミングされます。
他の写真へトリミングをペースト
他の写真にも切り抜きをしていきます。
一つ一つ行っても良いですが面倒くさいので、最初にしたトリミングの設定をコピーします。
右クリックして、「現像設定」から「設定をコピー」をクリックします。command + c でコピーしてもいいです。
《設定をコピー》画面となるので、切り抜きにチェックを入れます。
写真を切り抜く際に角度を調整した場合は、「角度補正」のチェックを外したたほうがいいです。設定をペーストした写真全てに角度補正されてしまうためです。
設定が終われば「コピー」をクリックします。
コピーしたい写真を選択します。
選択した写真の上で右クリックして、「現像設定」から「設定をペースト」をクリックします。
command + v でペーストすると全ての画像に適用されないので、メニューから選択したほうがいいです。
すると、全ての写真が同じ縦横比の写真ができ上がります。
トリミングの位置の調整
写真のトリミングされる位置を調整したい写真があれば、「切り抜き」をクリックして調整します。
調整が終われば、「完了」をクリックします。
写真の編集
続いて、明るさなどの写真の編集を行っていきます。
実際に見たものと同じ雰囲気になるように心がけて調整を行っていきます。
編集を行う箇所は、「基本補正」と「トーンカーブ」です。
Lightroom Classic CCには様々な編集項目が用意されていますが、基本的にはここしか編集をしません。ここだけで充分良い写真ができると思っているからです。
基本補正の調整
基本補正の調整を行います。写真によって調整するパラメータの値は変わってくると思います。
色温度
まず、「色温度」を調整します。
少しプラス側の「+15」に設定しました。
これによって、暖かみが増した色になり美味しそうな写真になるので、料理などはプラス側に設定するようにしています。
これだけでも、かなり雰囲気が変わります。
風景写真などは特に変更する必要はないと思いますが、写真によっては色温度を調整しています。
露光量
「露光量」を調整します。
少しプラス側の「+0.30」に設定し、なるべく明るい写真になるようにしています。
明瞭度
「明瞭度」を調整します。
料理の場合は、少しマイナス側の「-30」に設定し、ふんわりとした写真になるようにしています。
風景写真などは、逆に少しプラス側に設定して、はっきりした写真になるようにしています。
自然な彩度
「自然な彩度」を調整します。
少しプラス側の「+20」に設定し、色がはっきり出るように調整しています。
その他の調整
基本補正の箇所は基本的には以上のことです。
また、黒つぶれ、白飛びしている写真は、白レベル、黒レベル、ハイライト、シャドウで、それらがなるべくしないように調整しています。
トーンカーブの調整
基本補正の項目の下に、「トーンカーブ」があります。
最後に、このトーンカーブを使って全体の調整を行っています。
トーンカーブの中心を上にドラッグ&ドロップをして持ち上げます。
少しの変化で画像では分かりにくいかもしれませが、これによって写真全体の明るさが調整されます。
不要物があれば
もし写真にホコリなどの不要物があれば、Lightroom Classic CCの機能を使って消しています。とても簡単に消すことができます。
その場合は、「スポット修正」をクリックします。
「コピースタンプ」と「修復」がありますが、修復のほうがいいので修復を選択します。
サイズを不要物の大きさに合わせます。ぼかしや不透明度は基本的にはデフォルトのままでいいと思います。
パラメータの設定が終われば、不要物をクリック、または、ドラッグ&ドロップで選択します。
複数不要物があれば、選択します。
「完了」をクリックすることで、不要物を簡単に消すことができます。
編集前と後の写真
ビフォーアフターですが、これだけの調整だけでも全然違った写真になります。
暗くて余り美味しそうに見えない食べ物写真が、明るく色もハッキリしたことで美味しそうな食べ物写真になりました。
Photoshop CCでの編集も
Lightroom Classic CCではモザイクを入れたりすることができないので(できる?)、そのあたりの編集はPhotoshop CCを使っています。
Lightroom Classic CCから直接起動することができるので、編集を行いたい画像の上で右クリックし「他のツールで編集」から「Adobe Photoshop CC 2015で編集」をクリックします。
《Adobe Photoshop CC 2015で写真を編集》画面となるので、状況に合わせて選択し「編集」をクリックします。
私は「Lightroom調整でコピーを編集」を使っています。
すると、Photoshop CCが開きます。
モザイクをかけたい場合は、その箇所を長方形選択ツールなどで選択し、メニューバーの【フィルター】から「ピクセレート」の「モザイク」をクリックします。
セルの大きさを指定し、「OK」をクリックします。
以下のようにモザイクをかけることができました。
Photoshop CCで保存してから閉じ、Lightroom Classic CCで確認するとモザイクが反映されていることが確認できます。
このとき、上記で設定した基本補正などのパラメータは全て「0」になりますが、編集前の色と変わりがないことが確認できます。
他の写真へ変更したパラメータをペースト
一つ一つ上記で行ったパラメータを調整してもいいですが面倒なので、設定をコピーします。
コピーしたい写真で右クリックして「現像設定」から「設定をコピー」をクリックします。command + c でコピーしてもいいです
全てのチェックをクリックして、全てにチェックします。一つ一つ必要箇所をチェックしてもいいです。
切り抜きにチェックを入れていると、上記で切り抜きを調整した箇所がずれてしまうのでチェックを外します。
また、スポット修正をしている場合も余分に修正されてしまうのでチェックを外します。
チェックをしたら、「コピー」をクリックします。
設定をペーストしたい写真を選択します。
選択した写真の上で「現像設定」から「設定をペースト」をクリックします。
command + v でペーストすると全ての画像に適用されないので、メニューから選択したほうがいいです。
すると、最初に設定した写真のパラメータが反映されます。
しかし、以下の写真では明るすぎる画像になってしまいました。
撮影した状況が違う場合はこのようになってしまうことがあるので、不自然な写真は適正な写真になるようにパラメータを調整する必要があります。
撮影状況が同じなど写真によっては、適切な写真に仕上がります。
Lightroom Classic CCでWEB用に書き出し
編集した写真をWeb用に書き出しをします。
書き出したい写真を選択します。
右クリックし「書き出し」から「書き出し」を選択します。
プリセットの登録
設定画面となるので、まず「追加」をクリックします。
《新規プリセット》画面になるので「プリセット」名を入力し、「作成」をクリックします。
すると、ユーザープリセットとして登録されます。
プリセットとして登録することで、書き出しをワンクリックで行うことができます。
書き出したい写真を右クリックして「書き出し」のあとで、登録したプリセットを選択することでできます。
書き出し内容の設定
続いて、書き出しの内容を設定していきます。
書き出し場所
書き出し専用のFinderを作成して、そこに書き出されるように設定しています。
ファイルの名前
ファイルの名前をここで変更できますが、最初でファイルは変更しているのでここでは変更していません。
ビデオ
ビデオの設定を行えますが、写真なので設定はできません。
ファイル設定
JPEGでsRGBで書き出されるようにしています。
ファイルサイズの制限を指定することで、そのサイズに合わせて画像が書き出されます。
画像のサイズ調整
画像のサイズを指定できます。
幅1000px、高さ1,000pxで解像度はデフォルトのままの240にしています。
シャープ出力
画像にシャープをかける場合はここで指定します。
私はしていません。
メタデータ
メタデータとして、どの情報を含めるのかを選択します。
iPhoneなどで撮影した写真には位置情報が含まれている可能性があるので、それらの情報を含めないような設定にしたほうがいいと思います。
私は「著作権情報のみ」にしています。
透かし
透かしを入れる場合はここで設定できます。
詳しく設定する場合は、「透かしを編集」をクリックします。
《透かしエディター》画面になるので、必要事項を記入します。
私は、透かしとして出力される文字と、サイズのみを変更しています。
左上から「現在の設定を新規プリセットとして保存」をクリックします。
こうすることで、設定した内容をあとから簡単に選択できるようになります。
《新規プリセット》画面でプリセット名を入力し、「作成」をクリックします。
プリセットとして保存されるので、内容をもう一度確認し「完了」をクリックします。
後処理
最後に後処理をするかどうかの設定をします。
書き出したファイルの場所のFinderを書き出し後に自動的に開くかどうかなどが選択できます。
書き出しの実行
書き出しをクリックすると指定した場所に、写真が書き出されます。
ブログ(WordPress)にアップ
最後に、作成した画像をブログにアップします。
WordPressの場合は、ドラッグ&ドロップでブログ内に選択した画像を一気に取り込めるので簡単です。
さいごに
先日の「iPhone・iPad編」と「PCスクリーンショット編」、そして今回の主にLightroom Classic CCとPhotoshop
CCを使った「カメラ写真編」として、私が画像をブログに取り込むまでの流れを紹介しました。
その流れはブロガーさんで人それぞれだと思いますが、誰かの為になればと思い書かさせていただきました。
裏話ですが、、、
この記事はたくさん画像を使いましたが、これだけの画像を使ったのは初めてで、ちょっと色々と大変でした 笑
「あれ?どの写真までブログにアップしたっけ?」、「うわー、スクリーンショット撮る箇所間違えてるー」などなど。でも、どうにか記事にできたので良かったです。
Lightroom Classic CCやPhotoshop CCは、体験期間を利用することで一定期間無料で使うことができます。
Lightroom Classic CCの体験版はこちらから。
Lightroom Classic CCについてはこちらから。
⇒ Lightroom Classic CC
Photoshop CCの体験版はこちら。
Photoshop CCについてはこちらから。
⇒ Photoshop CC
Photoshop CCを一つ利用したい場合はCreative Cloudの単体プランとなり月額2,180円かかります。
Photoshop CCとLightroom Classic CCの2つを利用したい場合は、Creative CloudのフォトプランというPhotoshop CCとLightroom Classic CCがセットに使える月額980円のプランもありますので、2つ使いたい場合はこちらのプランを使うといいと思います。こっちのほうが安いです。
フォトプランの体験版はこちらから。
フォトプランについてはこちらから。
⇒ フォトプラン
フォトプランは単体プランと比べると、オンラインストレージが20GB(単体プランは100GB)となったり、Typekitが使えないなどといったことがありますが、安く使えるのでそれほど気にすることではないでしょう。
Photoshop CCとLightroom Classic CCの他に、Illustrator CCやInDesign
CCなども使いたい場合は、Creative Cloudのコンプリートプランという月額4,980円のたくさんのソフトが使用できるプランを使うといいでしょう。
プラン違いは、Creative Cloudのプラン比較表に書かれているのでこちらを御覧ください。
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